5月21日、高槻支院の講日に山首上人さまにご親修いただきました。開山会が2週連続で開催された後のお忙しい中、令和になって早々にご来院いただけたことは私たちにとって本当に喜ばしいことです。また、心配された昨夜来の激しい雨も朝になるとピタッと止んで爽やかな晴天となったことで喜びもひとしおとなりました。

5分間ほどの唱題行の後、2時から山首上人さま大導師のもと法要が始まりました。本来は6月の最初の講日に予定されていた御開山日進上人御報恩会も山首上人さまご親修に合わせて繰り上げて執り行われました。この日のために宝前の両脇には綺麗な花籠が設置され、中央の大机には御開山上人のご遺影とご位牌が置かれています。それらを前にして参詣者一人ひとりが御報恩の心を込めて焼香させていただきました。

法要後、岩田上人は法話の中で今月の指針「仁和」(情の深い人になりましょう)について言及され、「自分を差し置いて、周りの困っている人を喜ばすことが大事です。まず、目の前にいる人を大切にすることからですね」と話されました。続いて山首上人さまのご法話では、アメリカ人のデール・カーネギーが書いた「人を動かす」という本が紹介され、「『褒める』ことが人を動かす一番の方法です。『人を動かす』(人に良い影響を与える)には『まず自分が変わること』、自分の行動を変えることによって自分の気持ちが変わり、それによって周囲が変わるのです。大事なことは感謝、そのためには笑顔を作り、人を褒めて行動を変えることが大切です」とご教示くださいました。

法話終了後は特別加持が行われましたが、ほぼ参詣者全員が山首上人さまの特別加持を受けられました。帰りには宝前に飾られた花籠の花を小分けして希望者の方に持って帰っていただきました。

今日は平日にも関わらず遠方からも大勢の方々に御参詣いただきました。これもひとえに山首上人さまのお徳のおかげと感謝いたしました。