8月12日から14日までの3日間棚経が行われました。12日は遠方地域の方3軒、13日は高槻近隣の方4軒の自宅で行われました。そして14日は高槻支院に18軒の信者さんにご参詣いただいて棚経が行われました。帰省されている家族の方々や近隣に住まわれている親類縁者も一緒に参詣され、賑やかな棚経となりました。きっと亡くなられた霊位も一緒に参加され、喜ばれたことでしょう。

 そして8月21日には、地蔵盆が行われました。地蔵盆は関西地方独特のもので、全国的な行事ではないようですが、高槻支院の境内にはお地蔵さまが祀られていますので毎年この時期に講日に先立って地蔵盆が営まれます。この日のためにお堂の前にテントを張り、その周辺に信者さんの子供たちの名前が書かれた献灯の提灯が吊り下げられます。そしてお地蔵さまの前に設えた机の上には個人や連名によるたくさんのお供養の品が供えられます。この日は本山講師として和泉支院の上田智淳上人をお迎えし、岩田上人導師のもと、地蔵盆の供養が営まれました。

 地蔵盆の主役は本来は子供たちで、昔は大勢集まった子供たちのためにお菓子やゲームを準備して夏休みの子供たちの思い出の場となっていました。しかし、子供たちの成長とともに学校行事と重なり最近は大人たちが主体となっていますが、こういう伝統的な行事は受け継いでいきたいものです。