11月16日(土)、秋の研修会が10時より開催されました。春は本山の報恩講習会に参加しましたので、支院で行う研修会は秋だけになりました。今回の目玉企画は、日蓮宗大荒行の動画鑑賞です。御開山上人、日達上人、山首上人さまが私達の為に修行されて来られた事が思い起こされました。

 午前中のプログラムは、研修棟より唱導し、本堂にて勤行、岩田上人の挨拶の後、研修棟に戻り先師御報恩納経の書写、続いて信教師体験発表を聞かせてもらってお昼の食事となります。

 信教師の体験談では、神戸の田中常行上人が講日で話されていた「絶対肯定」について自分の体験の中で感じたことを話されました。「絶対肯定」とは、いついかなる場合でも自分に起きることはどんなことでも良い方に、ありがたいという風に考え、前向きに生きて行きましょうということ。そのためには徳がいるので、そのように思えるまで徳積みを続けて行きたいと結ばれました。

 午後は、『出世の栞』所収の体験談の中から「慢心の失敗」を参加者全員で輪読しました。この体験談は昔のままの文字なので事前に振り仮名を付け拡大したものを準備しています。

 次に本堂にてお経練習をお上人の指導の下で行われました。いつも回向日に読む「提婆達多品」の前半の訓読を一々文々で教わりました。

 小休憩の後、日蓮宗大荒行の動画鑑賞です。65インチの画面に映し出される映像は、いつも活字で読ませてもらったりお話で聞かせてもらったりして大変厳しい行であるとは頭で知っていても、実際の映像を見るとその倍以上に過酷な行であると分かりました。寒い中での水行7回、正座で大きな声でお経練習等厳しさが良く伝わって皆さん真剣に見ておられました。また面会が可能になった場面では、赤ちゃん連れの家族が涙している場面が映し出され、私たちも涙を誘われました。

 見終わった後、研修棟に戻って皆さんの感想を聞きました。

○「私は御開山上人の大荒行の陣中見舞いに子供の頃親に付いて行きました。動画では中山法華経寺とありましたが、私の時は身延山に行きました。施設も古かったし、また50年以上前だったので今よりもっと寒かったように小さいながら記憶しています。お上人の体からは血が出てあかぎれが酷く、見たときはビックリしました。それだけは鮮明に覚えています。」

○「今日参加したのは、最近亡き母との思い出が色々夢に出て来るのですが、少し前にお寺で研修会参加いかがですかと声を掛けてもらっていたので丁度時間があり、参加しました。荒行の動画を見て感動しました。活字を読むのと映像を見るのとではまるで違い、荒行の大変さが染み込むように良く分かりました。」

 最後に司会者より、「御開山上人が大荒行を3行もされ、大乗山法音寺を開山された事で日々罪障消滅・先祖供養が出来る喜びを先師御報恩納経と共に人にも薦めて頂き、多くの方が法音寺との縁を作って頂き、幸せになって頂きたい」と話されました。そして、「100万巻納経の浄財は福祉施設(泰山寮)の建設費用や福祉教育の奨学金に充てられて社会に有効利用されます。廻り回って皆さんに徳が帰ってくると思いますので、宜しくお願いします」と結ばれました。

 今日一日の研修を終えて、今の何不自由無い事を喜び、困っている方の為、また周りの皆さんに喜んでもらえるように自分の出来る事で努力しないといけないと思わせてもらいました。