12月3日(日)、午前11時から回向日が厳修され、引き続き午後1時から御法推進大会が開催されました。

最初に、司会者より御法推進大会の趣旨として、「法音寺三徳の法灯の次世代継承と広宣流布の心を新たにすると共に、来年度の本山の御法推進目標と事業計画を皆様にお伝えすることにより、お互いの信仰目標を共有しましょう」との説明があり、その後勤行が始まりました。お勤めの中で当支院護持会員物故者の追悼法要もあわせて営まれ、参詣者全員でご焼香をさせて頂きました。

法要終了後、岩田上人が挨拶され、「来年は、三徳開教110年および顕修院日達上人第7回忌に向けて報恩のお題目を唱えることを柱とした、お題目元年の年にしようと考えています。徳を生み出す原点は、お題目を一心に唱えることにあります。お題目を唱えて、自ら徳を積みましょう」と話されました。

本堂でのプログラムはその後、「一日一言」の朗読、平成29年御法推進目標と支院の実行目標の唱和、新旧役員の紹介、御法推進全国大会のビデオ上映、運営委員長による平成30年度御法推進目標と事業計画の説明、信教師の体験談発表へと進みました。

信教師の体験談は、今年3月に定年退職された方のその後の経緯に関するお話でした。会社を辞めてから無為に過ごす時間が増え、やはり働いた方がよいのではないかと思い、数社の面接を受けたがことごとく落ちたそうです。しかし、この方は会社を辞めてから家で毎日少しずつながらも写経を続け、再就職のお徳願いと数年前に患った大病の病気消滅を祈願されました。また仏壇の購入を機に毎日お勤めをするようにしていたら、それから約1ヶ月後に就職が決まったそうです。この体験から、「何事も自分の我を前面に出すのではなく、諸天に任せて徳を積んでいけば、時が来たら自ずと事が成就するように諸天の計いがある。また何事も自分への試練と悟り、地道に徳を積むことの大切さを学んだ」とお話を締めくくられました。

その後、研修棟に場所を移して懇親会が開かれました。テーブルには法友会の方々が丹精込めて準備された料理や飲み物が並べられ、乾杯の音頭を皮切りに和やかな会食が始まりました。最後に、今年は記念品として法音寺の「三徳日めくり」が参加者に贈られ、運営委員長の締めの言葉で閉会となりました。

ここからまた新たな三徳の修養の日々がスタートします。