8/10(土)、本山講師として福岡支院主管・大庭持念上人をお迎えして盂蘭盆会・施餓鬼供養が厳修されました。
ご宝前の正面には精霊棚、施餓鬼旗が設置され、その両脇には盆提灯、四先師と支院ゆかりの各先師並びに檀信徒の塔婆がずらりと立てられ、お盆らしい雰囲気が醸し出されていました。法要の中で先師並びに参詣者各家のご先祖さまやお世話になった縁ある方々を偲び焼香が手向けられました。
法要後、岩田上人は昨年の棚経での出来事や御開山上人の荒行での逸話を語れられた後、「功徳を積んで周りの人を喜ばせる行いをしましょう。その功徳がご先祖への供養となり、その結果、自分もその功徳の恩恵を受けることができるのです」と話されました。
続いて大庭持念上人は、盂蘭盆会にちなみ目蓮尊者が大勢の僧侶を供養した功徳によって餓鬼界におられた母親を救われたという話をされました。「法華経の教えは、頭で理解し納得したら信仰しましょうというならば、一生信仰はできません。『信じる』ということが先に来なければなりません。お題目を唱えることはその『信じる』力を養うことになります。その結果、仏様と我々自身が感応道交し、どんなことが起こってもありがたいと思える仏智が得られるのです」とご法話くださいました。
講日終了後、暑さを凌いでいただくために研修棟にて皆さんにアイスクリームが振る舞われました。お盆ということもあり、この日は遠方の方々やお久しぶりの方々もご参詣いただき、皆さん互いに歓談され、旧交を温めた後、笑顔で家路につかれました。