9月21日、明川支院主管・毛利行徳上人、本山・前原誠伸上人にお越しいただき、秋季彼岸会ならびに慈泉院殿温和妙真大姉三回忌の法要が厳修されました。
法要の中で、ご先祖への追善供養、先師先哲への報恩供養ならびに故鈴木真喜子さまのご遺徳を忍んで全員でお焼香をさせていただきました。
法要終了後、岩田上人はありし日のお庫裡さまの思い出を語られた後、彼岸の意義について触れられ、「日常生活において、自分のことよりもまず先に他の人の利便を考えて行動することが最大の先祖供養になります」と話されました。
続いて毛利上人は「法音」9月号の信仰の指針「鴻恩」について話されました。その中で書家の武田双雲さんが提唱された「丁寧道」について言及され、「今現在のことに集中せず、過去や未来のことを考えながら物事を行うのは丁寧道に反します。無い物に心を向けて不足に思うのではなく、有る物に心を寄せて感謝することが大切です。困っている人のお世話をし喜ばせることで、自分がいかに恵まれているかを悟ることができ、感謝の心が生まれます。そこから喜びのループが生まれます」と話されました。
[参詣された方の声]
○毛利上人のご法話をお聞きして、自分が日常生活の中でいかに他のことを考えながら物事を行なっているか気付かされました。自分の心の中にも「喜びと感謝のループ」を起こせるように丁寧に生活して行かなければと思いました。