平成30年元旦、午後2時より支院の新年祝祷会が厳修されました。お正月の晴れの日を祝して境内には吹き流しが掲げられ、玄関の両脇にはお題目旗と支院旗が立てられました。
午後2時より法要が営まれた後、岩田上人は新年の挨拶の中で「今年は三徳開教110年、日達上人七回忌の節目になります。先師の恩を知り、恩に報いる実践の年としてまいりましょう」と話されました。続いて、司会者が「一日一言」を朗読した後、高槻支院の実行目標と平成30年度の御法推進目標の唱和が行われました。続いて全役員の紹介があった後、運営委員長が新年の挨拶に立ち、杉山、村上両先生の「講和集」の中の「心の洗濯」を引用し、「心は功徳を容れる器です。破れたり穴があると功徳を積んだり利益を受けたりすることができません。高槻支院にお参りし、法音寺の教えを聞いて心の洗濯をなさってください」と話されました。引き続き、副運営委員長が改めて平成30年度の御法推進目標の主旨と本山の事業計画について説明し、また青年会の代表が青少年育成委員会の事業計画について説明を行い、大勢の参詣者のご理解とご協力、そしてご支援をお願いしました。
これから、また新しい一年の始まりに身が引き締まる思いがしました。
翌2日は本山での新年祝祷会の団参です。昨年12月10日に開通した新名神の高槻インターを初めて利用しての本山団参となりました。途中で少し渋滞があったり小雨が降ったり、また道中で30分の休憩を取ったにも関わらず余裕で本山に到着することができました。また、いつの間にか曇り模様も晴れ模様に変わっていました。早く着きすぎたためか、境内もそれほど混雑はしておらず、ゆっくりと甘酒をいただくことができました。また本堂でもお屠蘇をいただくことができました。
法要が始まる前に今年は新年祝祷会と題するビデオが本堂で上映されました。5分間のビデオの中に凝縮された「知恩報恩」の意味を改めて肝に命ずることができました。法要終了後、山首上人さまは新年のご挨拶の中で世阿弥の言葉「時々の初心忘れるべからず」を引用され、「人生いつも初心忘れるべからず」の精神を持って、どんな小さなことでも徳積みになるようなことに一生懸命打ち込むと今年一年素晴らしい年になります」と御教化くださいました。
その後開山堂に移動し、いつものように美味しい昼食と豚汁、そしてお神酒を頂いた後帰路につきました。帰りは行きしに勝る渋滞に見舞われましたが、新しくできた新名神のインターのおかげもあり、結局ほぼ予定通りの時間に支院に帰ってくることができました。
本山からのお札とお供養、そしてお徳をいただかれた参詣者の皆さんは笑顔で家路につかれました。