令和5年元旦を迎え、玄関には支院旗とお題目旗が立てられ、境内には五色の吹き流しがたなびく中、支院の新年祝祷会が開かれました。
法要の中で今年一年の家内安全・身体健全を祈念して高槻支院の護持会員の家族一人ひとりの名前が読み上げられました。また、山首上人さまのお庫裡さまの百ケ日の追善法要も併せて行われました。
法要後、岩田上人はご挨拶の中で、「皆様は今年一年の柱となるお誓いをされたと思いますが、それが成就するには自分のためだけではなく、周囲の人のために働かせてもらいますのでご守護くださいという気持ちが大切です」と話され、続いて「今年は中島先生の43回忌に当たる年です。これを契機として支院誌を発刊したいと考えています。中島先生、関哉先生の教化を受けられた方々の体験談を教化集として後世に残したいと思いますので、ご協力をお願いします」と呼びかけられました。
令和5年度の御法推進目標と支院実行目標の唱和の後、役員全員の紹介があり、濵田運営委員長は挨拶の中で始祖・御法話集の中の「功徳の参拝」について触れ、「参拝の仕方には、狂念参拝、疑敬参拝、功徳参拝とありますが、皆様方はどうぞ功徳の参拝をお願いします」と話されました。
続いて、本山で製作された新年祝祷会の動画が上映されました。その中で在りし日の日達上人の堪忍についてのご法話が流れ、今年の実行目標「堪忍」の指針とさせていただきました。
今年は日蓮宗身延山開闢750周年、昭徳会設立115周年の年にあたるそうです。今の時代背景は激動の時代ですが、私たち信者はこの時代の荒波にも負けず勇猛精進して行かなければいけないと強く感じさせてもらう始まりの日となりました。
[参詣された方の声]
○普段参詣することが出来にくい遠くの方が実家に帰られ、家族で参詣される様子を見て、法音寺はいいなと感じました。
○年々高齢者が増えてきていますが、お正月は子供連れでの参詣者があり元気をもらえます。早くマスクのなくなる日が来ることを願うばかりです。
○支院誌の発刊のお話がありましたが、70年以上の支院の歴史を振り返って記録しておくことが次世代に繋がっていくことだと思いました。