平成29年元旦、キリッと引き締まった空気と正月らしい晴天の下、支院にて新年祝祷会が開かれました。境内には吹き流しが掲げられ、玄関には支院旗とお題目旗が左右に並べられ、今日が新年を祝う特別な日であることを表しています。

午後2時より関哉法尼、岩田上人により、新年祝祷会が厳修されました。
法要終了後、お上人はご挨拶の中で、「樹徳」43号の記事「徳を積みましょう」を引用され、「今年も一年、立派な福相になれるのを目標にして修養にはげみましょう」と話されました。


その後、平成29年の全山共通の御法推進目標と高槻支院の新しい御法推進実行目標を皆さんで唱和しました。
加えて、今年からは日達上人さまが書かれた「一日一言」を活用しようということで、毎講日にその日の「一日一言」を読み上げることになりました。
今日はその初日です。またその内容を拡大印刷して、門前の掲示板にも掲示することになりました。聞くところによると、通りがかりの通行人が足を止めて掲示板を見ていることがあるそうですので、一人でも多くの人に読まれ、心の糧にしてもらえれば幸いです。


 翌日は本山へ新年祝祷会の団参をさせて頂きました。
この日も快晴に恵まれ、団参バス一行は、午前9時に支院を出発し、途中高速道路で多少の渋滞はありましたが、ほぼ予定通り12時過ぎに本山に無事到着しました。境内で早速美味しい甘酒をいただき、
各支院から来られた顔見知りの皆さんと新年の挨拶を交わし、しばし歓談した後、本堂に入りました。


午後1時より山首上人さま大導師の許、新年祝祷会の法要が厳修されました。
法要後、山首上人さまより、「今年は酉年ですが、物事が発酵し、醸成される年です。また、新しい革命的なことが起こる年とも言われます。
また、酉は鶏でもあります。鶏は神聖な鳥で、鳴くと太陽が出て、魔物が退散する縁起が良い鳥とも言われます。皆さんも三徳を実行して縁起の良い年をもっと縁起の良い年にしてください」とのお言葉を頂戴しました。


この後開山堂で美味しいお食事と豚汁とお神酒をいただきました。
本来ならこれで帰阪するところですが、岩田上人のご発案により帰りに八事の御廟に立ち寄り、四先師並びに法縁の方々の墓参をすることになりました。途中お上人が運転するマイクロバスに乗り換えて、
法音寺墓地に到着しました。荘厳な四先師並びに法縁の方々の無縫塔にそれぞれ線香とロウソクの火を手向け、お水をかけ、日々御守護を頂いている感謝と御報恩の読経をあげさせていただきました。


こうして無事本山の新年祝祷会と先師の墓参を終えることができ、
文字通り清々しい新年を迎えさせていただくことができました。


通 信 員