正月2日は、本山の新年祝祷会の団参に行ってまいりました。今年は人出が多いのか、途中で降った雪のせいなのか、例年よりも高速道路は混んでいましたが、無事11時45分に本山に到着しました。到着が早かったこともあり境内はまだ閑散としていたので、本堂前に飾られた五色の垂れ幕、大階段、左右に設営された門松を背景に全員で記念写真を撮りました。外気は冷たいですが、日の当たる場所にいるとポカポカと暖かくお正月らしい良い天気に恵まれました。

法要が始まる直前に、新年祝祷会のスライドが今年も上映されました。その中で在りし日の日達上人のご講演の様子が写し出され、いつも感謝の心を持ち続けることが信仰の肝心ですという趣旨の話をされ、感銘を受けました。

午後1時より、山首上人さま大導師のもと法要が厳修されました。今年は昨年得度された山首上人さまのご長男、顕誠院廣修日孝上人も法要に参加され、初めてお顔を拝見することができました。法要後、山首上人さまはご挨拶の中で、「昨年は災の多い年でした。今年はどんな年になるのか不安に思っておられる方もおられるかもしれません。しかし、お釈迦様は『答えの出ない余計なことを考える必要はない。今を一生懸命生きよ』とおっしゃいました。杉山先生も『今日一日が大事。今日一日徳を積むことにより、大難は小難、小難は無難となります』と言われました。今年は亥年、猪突猛進の年。余計なことは考えずに徳を積むことに猪突猛進してください」とご教示くださいました。

その後、開山堂にていつものように美味しい昼食と豚汁、それにお神酒をいただいて帰路につきました。帰りには開山堂の前でいつものように大勢の方に手を振って見送っていただきました。バスに乗っている私たちも大きく手を振ってそれに応えながら本山を後にしました。ここからまた新しい一年が始まるという想いを胸に、また心新たに頑張っていこうと決意しました。

(参詣者の声)

◎「今年も本山に家族揃ってお参りすることができてありがたかったです。」

◎「晴天に恵まれ、心から清らかな気持ちになれる団参でした。日孝上人のお顔を間近に拝見することができて嬉しかったです。」

◎「今年一年平穏でありますようにと祈願し、先々の事を考え過ぎずに、「今日一日」を大切に徳積みを重ねていきたいと思いました。」

◎「日孝上人さま、得度おめでとうございます。お上人になられましたお姿を拝見させていただき、今年の祝祷会はほのぼのと心温まる思いがしました。一日一日を大切に頑張って行きたいと思いました。」