3月24日(日)、「お楽しみ会」(餅つき大会)が実に5年ぶりに開催されました。

 午前10時、お勤めと岩田上人のご挨拶からスタートした後、境内に立てられたテントの中で餅つきが始められました。なにしろ5年ぶりということで最初のうちは手順を思い出すのに一苦労で、皆んなであーでもない、こーでもないと言いながら、しかし楽しそうに餅つきが始まりました。中でも、今年小学二年生の男の子は餅つきが初めての体験で、最初は杵のつき方が危なっかしかったのが、段々と要領を掴んで、最後は一人でリズミカルに餅をつけるようになって皆んなから拍手喝采を受けました。

 つき手が入れ替わりしながら約2時間かけて3回餅をつき、その都度女性陣がそれらを小さく切り分けて、最初の餅は宝前にお供えし、残りは砂糖醤油の付いた焼き餅、きな粉餅、大根おろし餅、あん餅の4種類に変身させていきました。そうして出来上がったお餅はどれも美味しくて、とても好評でした。

 前日の準備奉仕と当日はあいにく雨が降っていましたが、どちらも作業が始まる頃になるとぴたりと小止みになり、終わるとまた本格的に降り始めるという不思議な現象があり、これはきっと参加者の皆さんの日頃のお徳のお陰で諸天に加護されていると思わせていただきました。

<参加者の感想>

○「孫が初めてお餅つきに参加させていただきました。帰りの道すがら、孫は腕と肩のあたりが、力を使ったから、痛いと言いながらも楽しそうに笑っていました。またお餅もとっても美味しかったので食べ過ぎてしまったと言っていました。孫の喜ぶ姿を見て私も本当にありがたいと心から感謝しております。」

○「当初はつき手がないので心配でしたが、昔の青年が一踏ん張りし、賑やかなうちに予定の量がつきあがり良かったです。皆さんそれぞれ自分の役割を見つけて協力的に進められたことは、行事を通じて得ること、気づくことが必ずあると思わせてもらいました。」

○「この日は小雨でも暖かく気持ちの良い日でした。餅つきのベテランの女性も多く、その女性たちのリードで物事が進み、男性の小声、子供の黄色い声、餅つく音も心地良く響き、皆んな楽しく過ごすことができました。」

○「コロナ禍を経ての久しぶりのお楽しみ会ですが、長男家族が参加させて頂き、大好きなきな粉餅を喜んで食べていました。お土産まで頂き、大喜びでした。」