9月21日(日)、秋季彼岸会が厳修されました。この日は、本山講師として島田知教上人、お手伝いとして前原祐学上人にお越しいただきました。さらに、日本福祉大学から丸山理事長以下4名の方にもご来院頂きました。

 本日は彼岸会のため、宝前には檀信徒物故者、三先師、顕修院日達上人、高槻支院歴代のお上人方の塔婆が立てられました。午後2時から法要が始まり、途中の自我偈の訓読のところで、先師先哲とご先祖様への報恩と感謝の気持ちを込めて全員でお焼香させてもらいました。

 法要終了後、岩田上人は彼岸会の意義について、「彼岸会は先祖への感謝の気持ちを新たにする機会であると同時に、自分の日頃の心の点検の期間にしてください」と話されました。また、日本福祉大学から来賓が来られた機会に、日進上人が荒行2行目の最中に書かれた「建学の精神」について触れられ、「大慈悲心・大友愛心を持って、まず周囲の縁のある人を幸せにするよう私たちも努力して行きましょう」とお話しくださいました。

 続いて、丸山理事長も壇上に立たれ、日本福祉大学のパンフレットを紹介しながら大学のPRをされました。最後に、島田上人はご法話でお盆のお話に触れられ、「亡くなった人にとっての一番の供養は、生きている人がしっかり信仰し、徳を積んでいる姿を見せることです」とお話しくださいました。また、最後に、山首上人さまのお話を引用され、「人は誰しも与えられた環境があります。その中で、不平不満を言うか、徳を積んで感謝と堪忍ができるか、それによって幸せが遠ざかるか、近づくかに分れるのです」とご教示くださいました。

 今日は彼岸会ということもありますが、予想をはるかに超えるたくさんの方々にご参詣頂き、ありがたく思いました。また、特別に日本福祉大学から4名の方にもお越しいただき、普段聞けない福祉のお話、日本福祉大学の発展ぶりをお聞きし、泰山院日進上人さまの偉大な業績に私たちも誇らしく思いました。