12月6日(日)、支院の御法推進大会が開催されました。
例年であればお昼に会食を挟んだプログラムが組まれていましたが、新型コロナウイルス感染防止のため今年はやむなく会食を中止し、いつもの講日と同様に午後2時からのスタートとなりました。
岩田上人導師による法要では物故者法要も行われ、今年亡くなられた信者さん2名の名前が読み上げられ、参列者による焼香が行われました。また、今年一年を反省するため、「懺悔文」が読み上げられ全員で唱和しました。
法要終了後、岩田上人は挨拶に立たれ、「年末までまだ間があります。これまでに出ることなく留まっていた罪障が一度に出ることもありますので、年末を迎えるまで引き続きしっかり徳積みに精進してください。」と話されました。
続いて、濵田運営委員長の挨拶があり、令和3年度の御法推進目標の紹介と説明がありました。その後、本堂に設置された大型モニターに本山から届いたDVDが映し出されました。その中で山首上人さまは新型コロナウィルスについて触れられ、「私たち一人ひとりがより一層の功徳を累ね、その功徳力によってウイルスを成仏せしめ、1日も早くこの窮状から脱却できるよう諸天善神にご祈念申し上げたいのです」と訴えられました。
最後に、一般信者さんが壇上に立たれ、次のような体験談を話されました。
「私は胎教児として生まれましたが、結婚するまでお寺に行った記憶がないのですが、お寺関係の方々の計らいで今の妻と結婚できました。また、娘が滲出性中耳炎を患った時、医者からは手術しないといけないと言われ、娘を不憫に思いましたが、これは娘さんが親を教化しているのですよと信教師の方に言われました。その方の教化に従い、毎日自我偈10巻を唱え、写経をし、100円ずつ罪障消滅を続けました。法座回りもしました。その結果、不思議にも手術をしなくても良いようになり、鼓膜の中に水が溜まっていたのが消えました。また、私自身も長年足に水虫のような症状がありましたが、気がついたら無くなっていました。妻に聞くと、それは謗法罪の罪障が消えたのだと教えてくれました。御法に触れ、素直に実行することによってお徳を頂けたのだと感謝しております。」
御法推進大会終了後はいつもの通り神通掛けが行われ、無事全プログラムが終了しました。今年はコロナで明けコロナで暮れる1年となりましたが、こういう時こそ信仰者の真価が問われると思います。お互いに信仰目標を共有し、来年に向けて「勇猛精進」しなければならないと誓いを新たにしました。