10月15日(日)、秋晴れの下お会式・バザーが執り行われました。

 バザーはコロナ禍のため3年間中止していましたが、実に4年ぶりに再開されました。ただ、まだコロナやインフルエンザの懸念もあることから、今回は少し規模を縮小し、簡素化して行われました。それでも、岩田上人のご配慮により当初の計画にはなかったお楽しみサプライズ企画としてペーパークラフトで出来たカゴやトレーなどをバザール商品として陳列し、来て頂いた参詣者に喜んでいただきました。

 2時からは本山から谷田真覚上人にお越しいただき、お会式の法要が始まりました。今年は内陣に「日蓮大菩薩」と書かれた赤い提灯が吊り下げられ、外陣の桜の万燈と相まってお会式の雰囲気が一段と盛り上がりました。日蓮聖人のご妙判の読誦では「立正安国論」をお唱えし、日蓮聖人のご遺徳を偲んで全員で焼香させていただきました。

 法要後の法話の中で岩田上人は福岡の東公園に建てられている日蓮聖人の銅像にまつわる話をされた後、「日蓮聖人は法華経の教えが間違いないことを自ら身もって立証されました。我々は日蓮上人のように大きな事はできませんが、自分のできることで周りの人に安心を与えられるような存在になりたいものです」と締め括られました。

 続いて谷田上人の法話では、経営者の稲盛和夫氏、ご自身の従兄弟にあたる谷田大輔氏などの逸話について触れられ、自身の体験談も交えながら、「会社経営にしろ、個人の生き方にしろ、利他の心で人に喜んでもらえる事を実行していると必ず天に味方してもらえ、自分が助けてもらえるというのが宇宙の真理です」と締め括られました。

 今年は規模を少し縮小しながらもやっとバザーの開催にこぎつけることができました。気持ち良い晴天の下屋外にも店舗を設けることができ、久しぶりに活気のある雰囲気が戻り、参詣して頂いた皆さんに喜んでもらえた1日になったのではないかと思います。            

【参詣された方の声】

○「4年ぶりのバザー開催で研修棟で久しぶりの方と会話しながら昼食を頂きました。自然と笑顔になり、アットホームな雰囲気でした。」

○「参詣の方々に『美味しかったわ。ごちそうさま!』と言ってもらえたのが嬉しかったです。ミニバザーでしたが、開催できて良かったと思いました。」

○「久し振りのバザー開催で準備の仕方を忘れていた部分もありましたが、食事をされている明るい歓談風景を見るとバザーが開催できて良かったと思います。」