爽やかな風薫る5月12日、御開山会に団参させていただきました。

新名神高速道路の新しい区間が開通したことで時間が少し短縮できることもあり、例年より30分遅く8時30分に支院を出発しました。本山に到着した時は、すでに他支院の参詣者の方で境内は賑わっていました。バザーのお店で出されたわらび餅や、ところてん、ワッフルなどをいただきながら、遠方から来られた他支院の方と歓談していましたら、前日の夜10時に出発し、夜行でマイクロバスを走らせて来られたことを知り、私たちは比較的恵まれていると感謝させてもらうことができました。

本堂に入って間も無く宝前の前にスクリーンが下され、動画の上映が始まりました。杉山先生、村上先生、御開山上人、日達上人のお顔とご事蹟が映し出され、始祖から連綿と受け継がれてきた法音寺三徳の教えと実践の尊さに胸がいっぱいになりました。

続いて山首上人さま大導師のもと御開山会大法要が始まりました。麗(サンズイ)水散華で内陣が清められた後、外陣より山首上人さま初め師衆が散華を降らせながら昇堂され、壮麗かつ荘厳な法要が執り行われました。御経頂戴の後、山首上人さまはご挨拶の中で、「令和は海外にはビューティフル・ハーモニー(美しい調和)と英訳され、紹介されました。昔、聖徳太子は有名な十七条憲法の第一条で『和を以て貴しとなす』と制定され、また自ら法華経の講義を行い、法華経義疏も著されました。私たちも聖徳太子にならって令和・美しい調和の時代にお互いに三徳を守って実行していきたいと思います」というお言葉を頂戴しました。

無事式次第も終了し、開山堂で美味しい昼食をいただい後、午後1時30分ごろ開山堂の前でご奉仕の方に見送られながら帰路につきました。新しい元号「令和」の最初の年にこうして無事に御開山会にお参りできたことに感謝いたしました。

[参詣者の感想]

○「五月晴れの良いお天気の下で法要が厳粛に行われて身も心も引き締まる思いでした。改めて御経頂戴で『法華経をよく持ち奉る、よく三徳を持ち奉る』と諸天にお誓いしました。この言葉を深く心に受持し、毎日を過ごしていきたいと思います。帰りのバスの中で周りの人達と『お参りしてたくさんのお徳をいただいたのだから家に帰って堪忍を破らないようにしようね』と誓い合いました。」

○「新しい時代令和の『麗しい善き日本国であれ』という願いに向かって、『三徳の教えを実行し、皆さん頑張りましょう』という山首上人さまの力強いお言葉に新たな勇気をいただき、日々精進していこうと思いました。」

○「今年も元気で参詣することができ、日々諸天に御守護していただいていることに感謝したいと思いました。」

○「脳梗塞になり、団参に行けないと思っていましたが、皆さまに助けていただき参加することができてとても嬉しかったです。」

○「厳かな開山会は身も心も引き締まり、ありがたい気持ちに溢れ、お徳をたくさんいただけました。本堂の中央付近に座っておりましたので、散華がたくさん舞い落ちる中6-7枚の束が頭に飛んできて痛いやら嬉しいやら、今年は何か良いことが起こりそうな気がしました。山首上人さまが令和という名前は大変響きも良く、新しい時代にふさわしい名前だとお話しされていたのが印象に残りました。」